「たんすの中にしまってある浴衣を買取ってもらいたい」と思ったことはありませんか?
夏の外出着としてメジャーな浴衣は毎年買い替える人も多く、どんどんたまってしまっているということもあるかと思います。
浴衣は着物買取の対象として買取ってもらえるのでしょうか。
また古いものでもOKなのでしょうか。
今回は浴衣の買取についてまとめてご紹介しましょう。
※バイセルでは浴衣の買取が難しい場合がございますので、詳しくはオペレーターまでお問い合わせください。
浴衣も着物として買取ってもらえる!
浴衣も着物の一種であるため、着物買取専門業者の買取対象になります。
浴衣の素材は綿が中心です。
また麻を織り交ぜた「綿麻」のものや麻のもののほか、絹を使って格子状の模様をあしらった「絹紅梅(きぬこうばい)」と呼ばれるものもあります。
浴衣はもともと、平安時代に貴族が蒸し風呂や沐浴の際に着ていたものだといわれています。
その後、入浴後の着物として発展しました。
そのまま昭和の初めごろまでは、浴衣は寝間着として着られることが一般的でした。
一方、庶民に浴衣が広がった江戸時代以降は、近所に着て行く普段着としての浴衣も出てきたといいます。
戦後以降、寝間着として浴衣を着る人は減少し、現在のように、浴衣は花火大会やお祭りといった夏のイベントに着て行く外出着として一般的なものになりました。
このように浴衣は現在、ほかの和服に比べると着る機会が多く、需要があるのが特徴です。
特に有名デザイナー、ブランドの浴衣は人気で、高い値段で買取ってもらえることもあります。
高額で買取ってもらえる浴衣の条件については、後ほどご紹介しましょう。
また、そのまま着るだけでなく、リメイク素材としても注目を集めている点も見逃せません。
古かったり汚れたりしている浴衣も、和装小物になったり、海外で生地として使われたりしています。
浴衣の買取相場はいくらくらい?
浴衣は新品でも手ごろな価格で売られているので、ほかの着物に比べると高値がつきにくい傾向にあります。
たとえばミシン仕立ての浴衣は、高くても数千円程度が買取相場です。
ただし手縫いのものなど、希少性の高い浴衣は10,000円以上で買取ってもらえることもあります。
稀少性の高い浴衣の例を挙げると、宮古上布(みやこじょうふ)の浴衣や、有名百貨店ので販売されている綿絽(めんろ)の浴衣など状態によりますが数千円~数万円の値段がついた事例もあります。
また綿絞りの浴衣は、若干のシミがあった場合でも手縫いでクリーニング済みであれば買取対象になります。
以下で、高額買取してもらえる可能性の高い要素を具体的にご紹介しましょう。
有名デザイナー、有名産地、有名百貨店・呉服店仕立て品のもの
たとえば産地の伝統工芸品としては、有松絞りや東京本染めがあります。
また老舗店としては、竺仙、三勝などが有名です。
ノーブランドでも条件次第で買取りしてくれる
一見ノーブランドだと買取してもらえないかと見えがちですが、そんなことはありません。
ノーブランドであっても絞りの浴衣や綿紅梅などであれば値段は付きやすい傾向があります。
大きなサイズのもの
多くの人が合わせやすい大きめの浴衣(身丈160センチ以上くらい)のほうが高値になります。
着用回数
一度も袖を通していない浴衣は、新品扱いで買取ってもらえるため同じ製品の着用済のものと比べて値段がつきやすい傾向があります。
汚れやシミ、色あせなどのある浴衣は買取ってくれる?
汚れやシミ、色あせが激しい場合は、買取ってもらえない場合がありますので浴衣などお持ちの方は、まず状態を確認しましょう。
汚れやしみ、色あせを防ぐ浴衣の保存は以下のとおりです。
1.ハンガーにかけて外干しする
衣文かけや和装ハンガーにかけて外干しましょう。
夜露が汗などの臭いを取ってくます。
このとき、あまり長い時間つるしておくと縫い目が崩れてしまうため、浴衣から自分の体温が抜けたら畳んでおさめるようにしましょう。
2.着物と同じ方法でたたむ
しばらくつるしたあとは、「夜着たたみ」「本たたみ」など着物と同じたたみ方をして、平らな所に保存しましょう。
3.しわがあった場合はとる
軽いしわの場合は、まず、しわの部分を霧吹きで軽くぬらします。
その後、風呂敷やシーツといった布目の細かい布で包み、10分ほど布団などの下に入れて伸ばしましょう。
うまく敷きのしできたら陰干しします。
これでしわがきれいにとれているはずです。
しっかりしわがついてしまった場合はアイロンを使ってしわを取りましょう。
衿芯を抜き、洗濯表示でアイロンの温度を確認してから、ドライでアイロンをかけます。
しわの部分を霧吹きで軽くぬらしたあと、当て布をしてから、しわを取っていってください。
4.シーズンオフの前はクリーニングに出す
浴衣のシーズンが終わったら、クリーニングに出しておきましょう。
クリーニングが終わったらビニール袋は捨ててしまい、一度浴衣に風通しをしてからたたみます。
そして畳紙や風呂敷に入れ、湿気のない平らな場所に保存しましょう。
浴衣はどこで売るのがいい?より高額に売るコツは?
浴衣はどこに出せば高額で売れるのでしょうか。
以下で方法別にみていきましょう。
リサイクルショップ
多くの店舗があり、気軽に利用できますが、なかにはシーズンオフは浴衣を買取ってもらえないお店もあります。
浴衣自体を取り扱っていない場合もあるため、確認が必要です。
また買取ってもらえても、専門的な査定が受けられず、かなり低い価格で買取られてしまうこともあります。
インターネットオークション
持ち込みが不要である点が特徴です。
また、リサイクルショップより高い値段で買取ってもらえる可能性がある方法です。
ただし、寸法を測ったり、写真を撮ったり、発送したりなどの手間が多くかかります。
着物買取専門業者
出張買取や宅配買取に対応しているところも多く、またインターネットから買取を申し込める専門業者もあります。
専門的な査定をしてもらえるため、納得のいく価格で買い取ってもらえる可能性が高いといえるでしょう。
また、同じ浴衣をより高く買取ってもらうためには、以下のコツも押さえておくとよいでしょう。
2社以上に査定を依頼して比較する
信頼のおける着物買取専門業者を見つけたら、2社以上に査定を依頼してみるのがおすすめです。
そのうえで、できるだけ高く買取ってもらえる業者を厳選し、買取を依頼してみてください。
和装小物などもまとめて査定に出す
浴衣のほか、帯や草履、下駄、かんざしなどの和装小物もあわせて査定に出してみましょう。
浴衣の価格に上乗せして買取ってもらえることがあります。
古い浴衣も買取業者に無料査定してもらおう!
浴衣はその他の着物よりも流行の移り変わりが激しいため、デザインが古いほど買取価格が下がってしまう傾向にあります。
しかし、古い浴衣であっても、たんすの奥に眠ったままでいずれ捨てられてしまうのはもったいないことです。
思いがけず高価格がつく可能性もありますし、査定は無料ですので、一度買取専門業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
浴衣買取:まとめ
今回は浴衣の買取について、高額で買取ってもらう方法も含めて詳しく解説しました。
浴衣を捨てられないと思っている方は、古くなってしまう前に、ぜひ査定に出してみることをおすすめします。
家のたんすに眠っている浴衣が、実は世界で誰かが求めている浴衣かもしれませんよ。
※バイセルでは浴衣の買取が難しい場合がございますので、詳しくはオペレーターまでお問い合わせください。
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バイセルは全国無料出張買取にも対応しており、自宅にいながら査定してもらえます。