下北沢とはどのような街なのか?
着物の買取を依頼するならば、東京都下北沢エリアがおすすめです。
下北沢は東京都世田谷区にある地域名であり、下北沢駅周辺のエリアを指します。
下北の愛称で親しまれており、中目黒や代官山と並びファッション街として全国的にも知名度の高いエリアです。
また「演劇の街」と呼ばれるほどに小劇場がたくさんあり、アングラ劇団が数多く活動していることでも知られています。
現在映画やテレビで活躍している有名な俳優や女優にも、かつては下北沢を拠点に活動していた舞台役者が数多くいます。
さらに役者が多いことから下北沢の街には居酒屋や喫茶店が多く、リーズナブルな店舗が多いのが特徴です。
また古着屋や美容室も非常に多いため、ファッション好きな若者が多く集まることでも有名です。
それゆえ老舗の店舗と新設された店が入り混じったカオスな街並みであり、昭和期の新宿のような街並みになっています。
下北沢は飲食店や古着屋だけに限らず、リーズナブルな店舗が多いのが特徴です。
雑貨店や金券ショップなども多く、最近では特にリサイクルショップが積極的に進出してきています。
それに伴い着物を扱っている買取業者も増加しているため、着物買取がとても狙い目です。
下北沢の着物買取事情は?
東京都下北沢エリアには、着物を扱っている買取業者が店舗を構えている業者だけ見ても20軒ほどあります。
この店舗数は、エリアの面積で見るととても多いと言えるでしょう。
そのため、着物買取の大激戦区となっています。
これほど着物買い取り業者が多いのには、ある理由があります。
その理由とは、下北沢は「生地の街」として脚光を浴びていた時期があるからです。
下北沢は、戦後の闇市から発展したエリアです。
今でこそ規模は小さくなりましたが、かつては生地屋が密集しており「コットンタウン」と呼ばれるほどに繁栄していました。
そして「コットンタウン」と呼ばれていたエリアでは、現在でも稀にお宝着物がリーズナブルな値段で手に入るようです。
そんな下北沢で、近年買取が強化されている着物は「京友禅」です。
「京友禅」とは、友禅染の始まりとなった着物です。
最近爆発的な人気を誇る「加賀友禅」も「京友禅」をベースに作られました。
闇市には全国から高価なものを売るために大勢の人が集まりましたので、昭和以前に作られた「京友禅」も流通していた可能性が高いと言われています。
現在作られている「京友禅」でもかなりの額が期待できますが、戦前に作られていた「京友禅」は希少価値が高くその買取額は計り知れません。
またその他の着物も高額での買取が期待できますので、着物を売りたい方は、まずは無料査定を依頼してみて下さい。
白大島紬とはどのような着物か?
東京都下北沢エリアでは、「白大島紬」が買取業者から注目を集めています。
「白大島紬」とは高級着物で有名な「大島紬」を真っ白に染め上げた着物であり、「大島紬」よりもさらに希少価値の高い逸品とされています。
「大島紬」は絣の精密さによって価値に差が出ることが特徴であり、9マルキの絣が施されている「白大島紬」であれば買取額は100万円を超えるとも言われています。
それゆえに中古として買った「白大島紬」が、倍以上の買取金額になるようなケースも珍しくありません。
下北沢南口にある商店街には、煎餅屋や和菓子屋など着物でも違和感なく入れる老舗のお店もたくさんあります。
また飲食店も蕎麦屋や鰻屋など和食のお店も多くあり、夏のお祭りシーズンには特に着物で散策している女性が多く見られるのが特徴です。
代沢通りには小川が流れる小さな公園があり、春には桜並木が満開の花を咲かせます。
さらに下北沢エリアのはずれにある「北澤八幡神社」はとても静かな神社であり、下北沢の賑やかな街並みとは一味違う下北沢を満喫できるおすすめのスポットです。
またこの神社では9月になると秋祭りが開催され屋台もたくさんでるため、着物がぴったり合うでしょう。
着物で舞台を見に行こう!
東京都下北沢エリアは、とにかく劇場が至るところにあります。
アングラ劇団の活動拠点となっているため小劇場が多いのが特徴ですが、なかには格式の高い劇場もあり多くの劇団がそのような劇場でやることを夢見て日夜稽古に励んでいます。
格式の高い大きな劇場であれば、着物で行くことにも特に抵抗なく行けるでしょう。
特に下北沢で有名な「本多劇場」では歌舞伎なども公演されますので、逆に着物で着飾った女性も多く見られます。
「本多劇場」は下北沢の役者の聖地とも呼ばれており、ここで芝居を打つことが多くの劇団の最大の目標となっています。
客席はおよそ400席ほどあり、着物でも着崩れを心配することなくゆったりと観劇することが可能です。
また「下北沢タウンホール」も、300人以上のキャパを誇る巨大劇場です。
最近リフォームされたばかりであり、とても綺麗な劇場として定評があります。
舞台の公演だけに限らずコンサートや学生の合唱コンクールなどにも利用されることが多く、「本多劇場」と同様に着物でも抵抗なく観劇することができます。
さらに、「スズナリ劇場」もおすすめの劇場です。
この劇場は、元アパートの2階部分を改装して作られた小さな劇場です。
しかし大物役者などが出演したり落語が行われたりと他の劇場とは一線を画してるため、演劇ファンから非常に人気があります。
客席は狭いですが、着物で訪れる女性が多い一風変わった劇場です。