松山城
松山城

愛媛県松山市は風流な観光地として有名

着物姿がしっくりと馴染む古い建物が立ち並ぶのが、愛媛県松山市です。

人口約51万人の愛媛県松山市は、道後温泉などの古い温泉施設があることでも有名で、全国から観光客が訪れます。

道後温泉は、かなり古くから湯治場として親しまれてきた温泉です。

市内には古い建物が残り、街巡りをするのも松山観光の楽しみの1つとなっています。

重要文化財に指定されるような貴重な建物が多く、小説や映画に度々登場する著名なスポットが市内には点在します。

かつての愛媛県松山市を治めていた松山藩は、能楽に力を入れていました。

現在でも、愛媛県松山市では能楽教室などを通じてこのような伝統芸能に親しむ方が見られます。

能楽では、能装束と呼ばれる豪華な着物を身につけます。

能装束に多く取り入れられているのが、唐織という織物です。

金糸や銀糸を用いた唐織の布地は、華やかな丸帯や袋帯などにもよく使われます。

こういった唐織の品の場合は、着物の買取でも特に注目を浴びる1品となるでしょう。

貴重な品や良い品を高く評価するのが、着物買取の1つのスタイルです。

着物作家や伝統工芸品に精通しているスタッフが査定を行うお店であれば、提示される査定額も信頼できます。

伊予絣は愛媛県松山市の特産品

愛媛県松山市で制作されているのが、特産品の伊予絣です。

女性の創意工夫から生み出されたこの伊予絣は、日本でも3本の指に入る有名な絣となっています。

紺と白のすっきりとした色合いが特徴で、シンプルな美しさがあるのが伊予絣の魅力です。

伊予絣独特の青色は、天然の植物を使った藍染めによって生まれてきます。

色合いは似ていても、伊予絣は白い部分のデザインによってそれぞれ雰囲気が変わります。

現在の伊予絣にはいろいろなデザインが見られ、バリエーションが豊富です。

愛媛県松山市には、伊予絣について紹介をする民芸伊予かすり会館があります。

こちらの施設では伊予絣を制作するプロセスを見学できるだけでなく、実際に藍染めを体験することが可能です。

現代生活にも違和感なく馴染む藍染めの着物は一般の方からも人気があり、伊予絣は着物の買取でも査定額がアップしやすいと言えます。

レトロな和服を求める方からも注目されており、中古の着物の中でも売れ行きの良い品の1つです。

買取店が取り扱う品は、実のところ多岐にわたっています。

友禅や小紋などの絹織物だけでなく、絣のような素朴な品も買取の対象となります。

反物の状態でも引き取ることができる場合がありますので、迷ったときにはお店のスタッフに相談してみてください。

松山城は和装で行きたいおすすめスポット

着物でばっちりと決めた日には、松山城などの由緒ある史跡を訪れてみるのも乙なものです。

愛媛県松山市の松山城は、当時の居城を彷彿させる建物がそのまま残っているため、お城巡りの楽しさを存分に味わえます。

天守や随所に設けられた門などは、それぞれ重要文化財に指定されています。

見どころが多いこちらの松山城は、全国のお城の中でもトップクラスの人気を誇ります。

こういったお城を訪れるときには、雅な加賀友禅、由水十久などを着ていくと優雅な心持で過ごせるでしょう。

ロープウェイを利用すれば、移動も楽にできます。

見どころをまわってお姫様の気分を味わうのも、松山城の1つの楽しみ方です。

このお城には絶景が楽しめるスポットもあるので、カメラを持参すると思い出に残る1枚が残せます。

城の一角には風流な茶室が建ち、庭には幻想的な音色が楽しめる水琴窟も設けられています。

また、夜間に天守を開放する日もあるため、スケジュールをチェックしておくと松山市内の夜景が見られるでしょう。

城内と繋がっている城山公園は、桜の名所としても知られています。

お花見ができる広場があり、天気の良い日にはお弁当を持参してピクニックをするのも良いアイデアです。

和スタイルで温泉街の散策を楽しもう

道後温泉
道後温泉

道後温泉には、数々のお店が軒を連ねる道後温泉街があります。

こちらの温泉街は観光スポットとしても有名で、愛媛県松山市を訪れたらぜひ足を向けてみたい場所として旅行案内でも取り上げられています。

タルトや団子などのご当地のお土産も、この商店街であれば一通りそろうでしょう。

街歩きの際に利用したいのが、人力車のサービス。

こちらのサービスはレトロな雰囲気の人力車で一帯を一巡りできるので、着物を着ている日には最適です。

ガイド付きのサービスもあり、松山の街の魅力をじっくりと知りたいときにも便利です。

晴れの日を選んで出かければ、快適な道行が楽しめます。

伊予絣などのカジュアルな着物で出かけた日は、街中に設けられているスポットで足湯を体験してみるのもおすすめです。

歩き疲れた足をゆっくりとお湯に浸せば、1日の疲れがじんわりと和らぎます。

足湯や手湯は、冷えの解消にももってこいです。

自分で着付けができる方は、日帰り入浴にトライしてみるとさらにリラックスができます。

道後温泉は、温泉街一帯がリラックスできるような雰囲気になっていることから、少し背伸びをして着物にチャレンジをした日でも、くつろぎの一時を過ごすことができるでしょう。